企業家や社員の体験談から語られる真実の言葉…
ありきたりの映像やアニメーションでは伝えきれない熱い思いは
見る者に強い共感や感動を生み出します。
会社のヒストリードキュメント、それは企業の真の姿を伝える
最強の営業ツールとなります。
今回は御社にしか作れない唯一無二の“企業ドキュメンタリー”の手法を応用して
企業PR動画の制作を考えます。
御社にしか作れない唯一無二の企業ドキュメンタリー
「ガイアの夜明け」に見る企業PR
テレビ東京の看板番組「ガイアの夜明け」は2002年4月から続く経済ドキュメンタリー番組、
サブタイトルに時代を生きろ!闘い続ける人たちとあるように企業の担当者達に光を当て密着取材する、
ある意味、企業PRを壮大に描く番組でもあります。
ショーアップで売れ!~異色スーパーの魅せる売り場演出~
私が2009年に制作した「ガイアの夜明け」ショーアップで売れ!~異色スーパーの魅せる売り場演出~は
不振スーパーマーケットの再生請負人をおよそ3か月間密着取材した物語です。
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング=視覚的販売戦略)ディレクターの西川さんが不振スーパーをどの様に再生するのか?
その手法、例えば人の行動心理に基づいた動線に着目し、実際にお客さんの歩くコースを模型で再現、死角を無くす、
店内を余すこと無く回遊する、そんな効果的な動線を考え店舗レイアウトを創り出します。
そのほか食品がより美味しそうに映える照明器具の開発や遊び心のあるディスプレー、思わず足を止め手に取るコーナーの作り方など、
西川さんの独特の店舗デザインを紹介、そして密着取材することで改装後の売上はどうなったのか?
映像とインタビューで実証する番組となりました。
ドキュメンタリー番組的手法でPR動画を作る
企業が何かのプロジェクトを進めるときにそこには必ず1人の責任者と何名かのサポートスタッフが専任され、
山あり谷ありの末に課題を克服し、目標を達成します。
そのプロジェクトを起承転結で紹介するのがドキュメンタリーであり、
そのプロジェクトに携わった人々が課題に直面したときの苦悩や絶望、
乗り越えたときの歓びや感動など喜怒哀楽が表現されていればTV番組であろうとPR動画であろうと
そこにはドキュメンタリーの要素が生まれます。
最も素直なドキュメンタリーでは起承転結を意識して密着取材しますが、
どうしても起承パートは過去のことで取材できない場合は、担当者インタビューで
振り返りシーンとして過去映像や記録写真などで再現する場合もありますし、
撮影できないシーンなどはアニメーションやCG等で再現することもあります。
しかし最も大切なことは担当者の熱いコメントが中心となること
ナレーションはあくまでインタビューコメントを補足するものであることがポイントで
説明や補足は必要最低限に抑えます。
または当事者のコメントが無くても、その方の表情やその場の雰囲気が雄弁に物語ることもあります。
なぜ企業ドキュメンタリーは強いのか?
世の中に溢れるPR動画にあって企業の命運をかけたプロジェクトや商品開発など
熱い言葉で語れるのは、実際にそのプロジェクトを担当した人だけであり
その方達の口から語られる喜怒哀楽や当時の回想は真実の物語です。
その言葉は見る者聞く者に何らかの感情を呼び起こし共感へとつながります。
どんなに素晴らしいコピーの文章を素晴らしいナレーターが語るよりも、
時に朴とつと、時に感情的に担当者が語る言葉に勝るものはありません。
私の作品ではインタビューでもドキュメンタリーでも熱い思いがこもった
真実の言葉を引き出し効果的に配置することで視聴者の心に直接届く作品に仕上げます。
サービス紹介動画に見るドキュメンタリー的手法
大阪市東成区の「高齢者食事サービス事業」PR動画とは
日本各地で実施される“高齢者食事サービス”事業ですが、月に数回のお弁当や会食サービスに加え、
地域に住む高齢者の安否を確認し見守り活動の役割も果たします。
そうした大阪市東成区の高齢者食事サービスの実態を3つの地区のグループに密着取材し、
それぞれの特徴やコロナ禍前と現在の活動状況を紹介しています。
この動画の見どころは…
地域の婦人会の3グループに密着取材し、なぜ手作り弁当にこだわるのか?
手作り弁当に込められた熱い思いを作り手の立場から語ってもらいました。
また、受け取る側の心情も語られまさにドキュメンタリーならではの強い思いが伝わる作品となりました。
密着取材期間は3か月、実稼働は4日間、宅録によるナレーションなど制作費はおよそ30万円、
コロナに翻弄された手作り弁当活動の現状が描かれたドキュメンタリー作品です。
東成区社会福祉協議会の担当者は…
「コロナ禍において、地域福祉活動の現場取材・インタビューともに丁寧に行っていただき、
細かい本会からの要望にも時間のない中、忠実にお応えいただけたと思います。
区民の皆さま方に、食事サービス活動による地域のつながりづくりの大切さを知っていただける
良い機会になると思います。」とご評価をいただきました。
店舗PR動画に見るドキュメンタリー的手法
大阪餃子MARUKAMI 店舗リニューアルドキュメント
コロナ禍 真っ只中の2020年、名物餃子を売りにする
大阪福島の「マルカミ餃子」の若きオーナーが居抜き物件を改装、
新店オープンするまでをドキュメントタッチで密着取材しました。
この動画の見どころは…
既存店の常連さんインタビューで新店オープンへの期待感をあおり、
さらに中盤では大改造!劇的ビフォーアフター調の改装前・後の劇的変化で見飽きさせない工夫を、
さらにオーナーコメントで新店へかける熱き思いを語ってもらいました。
オーナーの当初からの希望でエンディング前のクライマックスでは19(ジューク)の楽曲
♪「果ての無い道」をBGMに焼き込んで、オーナーへの応援歌としました。
(但し、著作権の関係でYouTubeの通常公開では制限がかかります)
商品PR動画にも応用可能な開発秘話ドキュメンタリー
制作費は3か月密着、実働3日間でおよそ20万円(ナレーションなし)、
今回紹介した店舗は飲食店ですが、様々な業態の店舗でドキュメンタリータッチの
オープン物語やリニューアル物語はPR動画としてとても良い題材になります。
同様に商品PRでも開発秘話的なドキュメンタリー動画は成立します。
ドキュメンタリーの手法をPR動画に応用する
新施設紹介動画に応用できる「旭山動物園 新施設オープンの舞台裏」
2009年に日本テレビ「リアルタイムニュース」内の特集コーナーで放送した
旭山動物園の新施設「エゾシカの森」、春〜初夏にかけて実働10日間、
エゾシカ担当の熱血飼育員に密着取材したドキュメンタリー番組です。
あるプロジェクトの発足し(この番組では新施設「エゾシカの森」が数ヶ月語にオープン)、
主人公となる人物に密着取材をはじめるパートが起承転結の「起」と「承」にあたります。
その主人公が困難な壁にぶち当たり、試行錯誤の末、目標を達成するまでが
「転」と「結」にあたりますが、例え目標達成とはならなくとも
その過程での苦労、苦悩など主人公が汗をかき涙を流すその過程に視聴者は
感情移入します。
新施設オープン系やプロジェクト系など主人公が描きやすいストーリーには
ドキュメンタリータッチのPR動画がうってつけなのはそういった背景があります。
旅番組や情報番組的テイストもドキュメンタリー風に
走れ!三陸鉄道 関西のコーラス隊が歌う応援歌
東日本大震災で甚大な被害を負った三陸鉄道(南リアス線)が運転再開イベントに向け
関西のコーラスグループ「ヒューマンノート」が応援歌を披露するため岩手県の三陸鉄道を訪れ、
被害状況を実際に自分の目で見て、その感情を歌にこめるというドキュメンタリータッチの記録映像です。
主人公はコーラスグループ「ヒューマンノート」のリーダーですが、彼が見た
三陸鉄道の被災状況や三鉄社員が復興に掛ける熱き思いなど、こちらにも感情を
揺さぶる出来事が満載で、さらに三鉄沿道に住む無名のお母さんまでもが
誰に知られることも無く運転再開を応援するというミニストーリーも物語に
華を添えています
まとめ
今回はドキュメンタリー番組を応用したPR動画へのヒントを様々なドキュメンタリーを例にあげご紹介しました。
企業PRやサービス紹介、リクルーティング動画、さらには商品紹介など
様々な動画に応用出来るヒントがドキュメンタリーには散りばめられています。
そうしたドキュメンタリータッチの動画制作をお考えなら、私たちのサービスに
注目してください。私たちのチームは、あなたの物語を生き生きとした映像で表現するための専門知識と経験を持っています。
依頼者のアイデアや物語を深く理解し、それを視覚的に魅力的な作品に変えるためのクリエイティブなプロセスを大切にしています。
撮影技術から編集、ナレーションに至るまで、私たちは各ステップで最高品質の
サービスを提供します。私たちの経験豊富なチームは、ドキュメンタリータッチの動画制作を成功させるために
必要な全てのスキルを備えています。
ゼヒトモ内でのプロフィール: PineValley.jp, ゼヒトモの動画撮影・編集サービス, 仕事をお願いしたい依頼者と様々な「プロ」をつなぐサービス