先日、とあるクライアントからイベント告知を依頼された去年のイベントの
ダイジェスト映像を使った事前PRショート動画、それを縦型動画で編集しTikTokに投稿したいというものです。
これまで弊社では動画制作依頼は圧倒的に横型動画が多く、
縦型動画についてはほんの一握り程度しか手掛けてきませんでした。
改めて縦型動画を制作して感じた事は「テロップが入れにくい」「広い会場全体見せるには不向き」などなど、
反対に「1人の人物のバストアップの映像がハマる」「ビルなど縦に長い動画を見せるには都合が良い」など縦長vs横長でメリット・デメリットがあるなと感じました。
そこで今回のブログでは今注目の縦型動画にスポットを当て縦型動画のメリットやデメリット、縦型動画と横型動画、
どちらを選ぶべきかなどまとめてみたいと思います。

なぜ今、縦型動画vs横型動画が熱いのか?
この度、私が縦型動画の依頼を受けたのが今年で12回目の開催となる国際イノベーション会議「Hack Osaka」
世界のイノベーションの潮流や大阪・関西発のイノベーションの成果を
発信する国際会議で、グローバルに活躍するスタートアップ企業やユニコーン企業の発表や70社を超える
国内外スタートアップ企業の展示会など見どころ盛りだくさんのイベントです。
前年のダイジェスト動画(既存の映像は通常の横長動画)をリフレームして
7~8分の事前PR縦型ショート動画。 https://www.youtube.com/shorts/5vk5L-wOKQ0
近年 注目を浴びる縦型動画
- 動画マーケティングの現状: スマートフォンの普及に伴い、動画視聴が
日常化していること、特にショート動画の隆盛などを言及します。 - 縦型動画と横型動画の違い: それぞれのフォーマットの特徴を簡潔に説明し、
読者の興味を引き付けます。 - 本記事の目的: 今回のブログで得られる情報や、読者へのメリットを明確に示します。
縦型動画のメリットとデメリット
縦型動画のメリットは・・・
スマホ視聴に最適: スマートフォンの画面にジャストフィットするため、視聴者が自然な姿勢で動画を楽しめます。
- 没入感の向上: 全画面表示で視覚的なインパクトが強く、視聴者の注意を引き付けやすいため、
最後まで見てもらえる可能性が高まります。 - 手軽な制作: スマートフォン単体でも高画質な動画撮影が可能で、手軽に制作できます。
- SNSとの親和性: TikTokやInstagram Reelsなど、縦型動画に特化したプラットフォームが多く、拡散力が高いです。
TikTokでは、15秒、30秒、3分(一部ユーザーのみ)の長さの縦型のショート動画の投稿が設定でき、飽きることなく
次々に閲覧してしまう楽しさがあり、没入感が高いことが特徴です。 - ストーリーテリングに強い: 縦スクロールする形式は、ストーリーを順を追って見せるのに適しており、視聴者の感情に訴えかけるような
コンテンツを作成できます。 - 短尺動画に最適: 短い時間で多くの情報を伝えたい場合、縦型動画は非常に効果的です。
特に縦型動画が優れているのは・・
★視聴率が上がりやすい
縦型動画の場合、ユーザーはスマートフォンを片手に縦に持ったまま視聴することが可能です。
多くのユーザーはスマートフォンを縦向きで操作するため、動画を視聴するためにスマートフォンの向きを
横に変えて表示するわずらわしさがありません。そのため必然的に視聴率アップにつながりやすいといえます。
米国の一般誌『USA Today』の調査によると、実際に動画を最後まで視聴した人の割合を表す完全視聴率は、
横型より縦型の動画のほうが約9倍高くなっています。
縦型動画のデメリットは・・・
- 横型動画との互換性: 横型動画に比べて、テレビやパソコンでの視聴には不向きな場合があります。
- · 表現の制限: 横幅が狭いため、大迫力の映像表現や広角での撮影には制限があります。
- · 制作ツールの選択肢が少ない: 横型動画に比べて、縦型動画に特化した編集ソフトやテンプレートが少ない場合があります。
- · 視聴環境による画質の低下: 高画質な縦型動画を再生できるデバイスやプラットフォームが限られている場合があります。
横型動画のメリット・デメリット
横型動画のメリットは・・・
- 高画質で臨場感のある映像表現
- 多様な情報伝達が可能
- 長尺のコンテンツ制作に適している
横型動画のデメリットは・・・
- スマホでの視聴に不便
- 視聴者の集中力が途切れやすい
- 制作コストが高い
縦型動画と横型動画、どちらを選ぶべきか?
SNS別に選ぶ「縦型動画」と「横型動画」
■TikTok
「TikTok」は、若年層を中心に支持されているショートムービープラットフォームで、縦型動画に対応した人気アプリです。
「Instagram」は、全世界で月間10億人以上が利用(※1)、国内でも
3300万人以上が利用(※2)しているアプリで、
縦型動画に対応しています。
Instagram内で縦型動画を表示できる機能としては、
ストーリーズ(15秒)、リール(30秒)、IGTV(15分)の
3種類があります。
アスペクト比は1.91:1~4:5と画像と同じサイズで投稿が可能です。
■YouTube
通常のYouTubeの動画であれば横型(16:9)でフルスクリーン表示になりますが、ショート動画機能「Shorts」であれば、縦型(9:16)に対応しています。
このShortsはTikTokやInstagramのリールと同様に最大60秒の投稿が可能となっています。
YouTubeで縦型のショート動画を配信するメリットは2つです。
· チャンネル登録者を増やすきっかけになる
· 短い編集時間で数を打つことができる
5G普及の影響で、YouTubeチャンネルは、参入者が多く、既に市場が飽和しつつあります。
縦型のショート動画を従来のYouTube内の自社コンテンツやチャンネル登録へのフックととらえて活用するのも一手です。
縦型動画はアップロードすればいいわけではなく、再生回数を稼ぐためには工夫が必要です。
縦型動画で再生回数を稼ぐために気をつけたいこと
· 冒頭5秒でインパクトを与える
· 重要な情報だけ動画内にまとめる
· 動画内で注目してほしい場所を統一する
冒頭5秒でインパクトを与える
別記事「バズり&再生数激上がり!冒頭5秒の黄金法則とは?」
https://note.com/pinevalley/n/nfde89062e092
別記事「【動画制作の秘訣】冒頭3秒で離脱を防ぐ!視聴維持率を劇的に上げるオープニングの法則
https://note.com/pinevalley/n/n2c9264c3dd47
別記事「視聴維持率を30%改善!動画のプロが実践する『離脱ポイント解消の黄金法則』5選